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PMPのPDUの取り方|60PDUを無料・低コストで集める方法と内訳

PMP更新に必要な60PDUの取り方を解説。教育35以上・ギビングバック25までの内訳、無料で数えられる活動、3年間の集め方の計画例、CCRSでの報告手順とよくある誤りが分かります。

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執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • PDUは、学習や貢献の時間を数える単位で、1時間=1PDUです。PMPは合格した日から3年で60PDUを集め、更新料を払って更新します。
  • 内訳は、教育35以上(働き方・パワースキル・ビジネス感覚に各8以上)と、ギビングバック25まで(うち実務は8まで)です。
  • 無料の活動だけでも集められます。実務の8PDU、無料のオンライン講座、読書、社内勉強会、後輩の指導を組み合わせ、教育の各8を先に埋めます。
  • 報告はCCRSで行います。監査に備え、根拠資料はサイクル終了から18か月以上保管します。

PDUとは?1時間=1PDUの数え方

PDU(Professional Development Unit)は、PMIの資格を更新するための単位です。学んだ時間や、専門の知識で貢献した時間を数えます。

数え方は1時間の活動で1PDUです。1時間に満たない活動は15分単位で数えます(15分=0.25、30分=0.5、45分=0.75)。

PMPの更新のサイクルは、試験に合格した日から始まる3年間です。この間に60PDUを集めて報告し、更新料を払います。合格前の活動は数えられません。同じ講座や活動を2回数えることもできません(CCRハンドブック)。

POINT

更新料の額は、PMI会員かどうかと地域で変わります。最新の額は myPMI の更新画面で確かめます。PMI会員の会費とは別の料金です。

60PDUの内訳は?教育とギビングバック

PDUは、教育(Education)とギビングバック(Giving Back to the Profession)の2つに分かれます。ギビングバックは「ギブバック」とも呼ばれます。組み合わせの決まりは次のとおりです。

60PDUの組み立て方

60PDU = 教育35(働き方8+パワースキル8+ビジネス感覚8+自由11)+ ギビングバック25

  1. 1教育の最低ライン:8+8+8=24PDU。3分野それぞれ8以上が必要
  2. 2教育の残り:35−24=11PDUは、3分野のどれでもよい
  3. 3ギビングバック:上限25PDU。うち「実務を続けていること」は8PDUまで
  4. 4合計:35+25=60PDU

教育を増やしてギビングバックを減らすのは自由(教育だけで60も可)

出典:PMI CCR Handbook(2026年4月更新)。教育は最低35、ギビングバックは最大25です。

  • 働き方(Ways of Working):予測型・アジャイル・ハイブリッドなど、仕事の進め方の技術
  • パワースキル(Power Skills):協働のリーダーシップ、コミュニケーション、共感など、人と働く力
  • ビジネス感覚(Business Acumen):組織の戦略や世の中の動きと、プロジェクトのつながりを理解して判断する力

この3分野は、PMIが「タレント・トライアングル」と呼ぶ枠組みです。教育のPDUは、どれか1つの分野に偏らないように集めます。

無料で取れるPDUは?費用をかけない集め方

PDUは、お金をかけなくても集められます。CCRハンドブックが認める活動のうち、費用がかからないものを並べます。

  1. 実務を続けていること(8PDU):3年間、PMの仕事を続けた人が数えられる。1サイクルに1回だけで、監査では職務の説明(雇用の証明)を出す
  2. 無料のオンライン講座:PMI.org の無料アカウントでも、無料の講座や ProjectManagement.com を使える。PMI.org とつなげておくと、ProjectManagement.com のPDUは自動で報告される
  3. 読書・ポッドキャスト・録画のウェビナー:資格に関係する本・記事・白書・ブログも教育のPDUになる。内容のメモと日付を残す
  4. 社内の学びの場:社内勉強会やランチ勉強会、メンタリングを受ける時間(構造化された議論であること)
  5. 後輩の指導・社内発表:ギビングバックの「知識の共有」「発表」になる。発表は準備の時間も数えられる
  6. ボランティア:PMI日本支部の部会など、報酬を受けない職業上の活動。支部の部会活動では、教育やギビングバックのPDUも得られる

注意したいのは内訳の条件です。無料の活動はギビングバックに偏りやすく、25を超えた分は数えられません。教育の35、とくに3分野の各8を先に埋めましょう。

PMIの会員になると、会員向けのウェビナーや無料のeラーニングでもPDUを集められます。会員の特典と日本支部の関係はPMIとは?でまとめています。

3年間でどう集める?計画の例

最後の年にまとめて集めようとすると、内訳の条件で行き詰まりがちです。1年に20PDUずつ、先に教育を埋める計画にすると無理がありません。

当サイトの計画例。条件はCCRハンドブック(2026年4月更新)による。
時期目安集め方の例
1年目20PDU教育20:働き方8・パワースキル8・ビジネス感覚4(無料講座・読書・ウェビナー)
2年目20PDU教育15:ビジネス感覚4+好きな分野11。ギビングバック5:社内発表・後輩の指導
3年目20PDUギビングバック20:実務を続けていること8+知識の共有・ボランティア12
合計60PDU教育35(各分野8以上)+ギビングバック25(上限ちょうど)

実務の8PDUは、3年間仕事を続けたことが条件で、1サイクルに1回しか報告できません。3年目に報告すると確実です。

3年目に60を超えて取った分は、20PDUまで次のサイクルに持ち越せます。持ち越せるのは、最後の12か月に取ったPDUだけです。

教育のPDUにはどんな活動が数えられる?

CCRハンドブックで、教育として挙げられている活動は次の5種類です。

出典:PMI CCR Handbook(2026年4月更新)
活動例監査のときに求められる資料
講座・研修対面やオンラインの講座、社内研修申込書、修了証、出席の証明
団体の会合PMIの支部の行事、専門団体の会合申込書、出席の証明など
オンライン・デジタル媒体録画のウェビナー、ポッドキャスト、オンライン講座学んだ内容のメモと日付
読書本、記事、白書、ブログ読んだ内容のメモと日付
学びの場(インフォーマル)メンタリングを受ける、パネル討論、ランチ勉強会内容のメモと日付

講座は1つずつ報告します。大学の学位プログラムは、全体ではなく講座ごとに数えます。

オンライン学習や読書は、提供元(読書なら著者)・タイトル・説明・開始日と終了日を入力します。そのうえで、何PDUをどの分野に割り当てるかを選びます。内容と時間に合った分野を選んでください。

ギビングバックのPDUにはどんな活動が数えられる?

ギビングバックは、専門の知識を使って職業全体に貢献する活動です。PMPは25PDUまで数えられます。

  • 実務を続けていること:上で述べた最大8PDU
  • コンテンツを作る:本・記事・ブログを書く、ウェビナーや発表資料を作る
  • 発表する:イベントや社内で発表する。準備と発表の両方の時間を数えられる
  • 知識を共有する:メンター・講師・コーチ・専門家として教える
  • ボランティア:雇用主や顧客ではない団体で、報酬を受けずに職業に関わる活動をする

ギビングバックのPDUは、持っているすべてのPMIの資格に数えられます。教育のうちパワースキルとビジネス感覚も同じです。PMPとPMI-ACPなど、複数の資格を持つ人は重ねて使えます。

有料講座で取る場合は?

短い期間でまとめて取りたい人や、内訳の条件を確実に満たしたい人には、有料の講座が便利です。選ぶときの目安です。

  • PMIの認定トレーニングパートナー(ATP)の講座:PDUの数と分野の割り当てが示されていることが多い
  • PMI日本支部のセミナー:日本語で受けられる。支部の会員は受講料の割引がある
  • PMIのオンライン講座:会員は無料や割引で受けられるものがある

有料講座は、受講料に対して何PDUを、どの分野で得られるかを確かめてから選びます。同じ分野の講座ばかりだと、合計は足りても3分野の条件を満たせないことがあります。

PDUはどうやって報告する?

PDUは、CCRS(Continuing Certification Requirements System)で報告します。入口は ccrs.pmi.org、myPMIの「Report PDUs」、PMIの公式アプリのどれかです。流れは次のとおりです。

  1. CCRSで「PDUを報告する」を選ぶ
  2. 活動の種類(講座、オンライン、読書、ボランティアなど)を選ぶ
  3. 提供元・タイトル・説明・開始日と終了日を入力する(URLは任意)
  4. 得たPDUを、3分野(ギビングバックならその区分)に割り当てる
  5. 内容を確かめて送る
  6. 根拠資料を、決まった場所に保存する

60PDUの条件を満たすと、PMIから更新の案内が届きます。更新料を払えば、新しいサイクルの日付が入った認定証が発行されます。条件を満たしていれば、サイクルの途中でも手続きは可能です。

監査は、一定の割合で無作為に選ばれます。根拠資料はサイクル終了から少なくとも18か月保管してください。期限と停止・失効の扱いはPMPの更新方法とPMPが失効したら?で解説しています。

PDU集めのよくある誤りは?

更新の直前に慌てる原因は、たいてい次のどれかです。

  • 合格前の活動を数える:受験のための35時間の研修は、合格前なのでPDUにならない
  • ギビングバックを集めすぎる:25を超えた分は数えられない
  • 3分野の各8を確かめない:合計が60でも、どれかが8未満なら条件を満たさない
  • 根拠資料を残さない:監査に選ばれると、メモや修了証の提出を求められる
  • 会費と更新料を混同する:PMI会員の会費を払っても、資格の更新料は別に必要
  • 期限を過ぎる:サイクル内に終えないと1年間の停止になり、その間は資格名を名乗れない

PDUを集める学びは、PMPの勉強で身に付けた型を磨き直す機会にもなります。2026年7月からの試験の範囲はECO 2026の解説で確かめられます。後輩の指導(知識の共有)の教材には、無料模試30問も使えます。

よくある質問

PMPの更新に必要なPDUはいくつですか?

3年で60PDUです。教育が35以上(働き方・パワースキル・ビジネス感覚にそれぞれ8以上)で、ギビングバックは25までです。

無料の活動だけで60PDUを集められますか?

集められます。実務を続けていること(8PDU)、無料のオンライン講座、読書、社内勉強会、後輩の指導などを組み合わせます。ただし、教育35(各分野8以上)とギビングバック25までの条件を満たす必要があります。

本を読んだ時間はPDUになりますか?

なります。CCRハンドブックは、資格に関係する本・記事・白書・ブログの読書を教育のPDUとして認めています。監査に備えて、内容のメモと日付を残してください。

受験勉強のために受けた講座はPDUに数えられますか?

数えられません。PDUになるのは、PMPに合格した後の活動だけです。

出典・参考

  1. [1]PMI: Continuing Certification Requirements (CCR) Handbook(2026年4月更新)
  2. [2]PMI: Maintain Your Certification(更新の手順・更新料と会費は別)
  3. [3]PMI: Membership(無料アカウント・会員の特典)
  4. [4]PMI日本支部:PMI日本支部会員制度(部会活動とPDU)

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