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PMPの勉強時間は何時間?実務経験・英語力別の目安と1日の時間の作り方

PMPの勉強時間の目安は、35時間研修を含めて約105〜175時間(当サイトの積み上げ試算)。ネットの数字がばらつく理由、経験・英語力による差、平日1時間・休日3時間で回す週の組み方を解説します。

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執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • 当サイトの積み上げ試算では、35時間研修を含めて約105〜175時間です。標準的なケースは約130時間です。
  • PMI は合格者の勉強時間を公表していません。ネットの「100時間」「200〜300時間」は、研修を含むかや経験の違いで大きくずれます。
  • 約130時間を12週で終えるなら、週に約10.8時間。平日1時間×5日と休日3時間×2日で週11時間になります。
  • 削ってはいけないのは模試とその復習の時間です。研修や参考書の周回を減らして、演習に回します。

PMP合格に必要な勉強時間は何時間?

結論から言うと、35時間研修を含めて約105〜175時間が目安です(当サイトの積み上げ試算)。標準的なケースでは約130時間になります。

PMI は合格者の勉強時間を公表していません。そこで当サイトは、勉強の中身を積み上げて時間を見積もります。PMP の準備は「範囲の確認」「35時間研修」「タスク別の演習」「本番形式の模試と復習」「弱点の補強」に分けられます。それぞれの量を決めれば、自分の時間を計算できる、という考え方です。

当サイトの試算(標準的なケース)。1問4分は、解答(本番ペースの約80秒)+復習(約2分半)。演習 675問×4分=2,700分=45時間、模試(4時間+復習4時間)×4回=32時間、3+35+45+32+15=130時間
中身量の目安時間の目安
出題範囲(ECO)の確認26タスクを読み、経験の有無を付ける約3時間
35時間研修申請に必要な研修(有効な CAPM 保持者は免除)35時間
タスク別の演習26タスクの問題を1タスク約26問ずつ1周(約675問。当サイトのタスク別ドリルは755問)。1問あたり解答と復習で約4分約45時間
本番形式の模試180問・240分を4回(休憩は別)。復習は解答と同じ時間約32時間
弱点タスクの補強誤答の多い3〜5タスクの解き直し約15時間
合計約130時間

模試の4回分は、本番と同じ180問を4回、合計720問です。研修の35時間はどの人も同じなので、人による差は演習と補強の量で生まれます。

ネットの「100時間」「200〜300時間」はどう読む?

インターネットでは「約100時間」「200〜300時間」といった数字を見かけます。2週間・30時間ほどで合格したという体験談もあります。どれも、根拠や数え方が書かれていないことが多い数字です。

数字が大きくずれる主な理由は、次の4つです。人の数字と比べるときは、条件をそろえてから比べます。

当サイトの整理。研修を除いた標準:130−35=95時間
確かめること時間への影響(当サイトの試算)
35時間研修を含めて数えているか含めると+35時間。研修を除いた標準は約95時間
アジャイルの実務経験があるかないと+20時間ほど(スクラムの基礎を入れる)
英語の教材が中心か中心だと+25時間ほど(読む時間)
2026年7月より前の試験の話か新試験は Business Environment と長い状況文の分、多めに見る

体験談の「30時間」が研修を除いた数字なら、比べる相手は当サイトの試算の約95時間です。それでも3倍ほどの差があります。経験や前提知識がそろった人の例として読み、自分の計画の基準にはしないのが安全です。

2026年7月9日より前の体験記は、旧版の試験が前提です。旧版は Business Environment が8%で、ケーススタディと図表問題もありませんでした。新試験では、Business Environment の演習と長い状況文を読む練習の分、時間が上乗せになります。

実務経験・アジャイル経験で勉強時間はどう変わる?

勉強時間に一番大きく効くのは、アジャイル(適応型)の実務経験があるかどうかです。新しい ECO(2026年版)は、予測型の問題を約40%、アジャイルとハイブリッドの問題を約60%としています。

ウォーターフォール型の現場しか知らない人は、スクラムの役割やイベント、プロダクト・バックログの優先順位付けを一から学ぶ必要があります。

もう1つは、Business Environment(ビジネス環境)の比重が8%から26%に増えたことです。ガバナンス、コンプライアンス、組織変革、外部環境の変化は、現場のリーダーでは経験しにくい論点です。管理職や PMO の経験がある人は短く、ない人は長めに見ておきます。

経験別の勉強時間の試算
  • 予測型+アジャイルの実務経験あり105時間

    得意なタスクの演習を省く(−10時間)、補強と模試の復習も短く(−15時間)

  • 標準的なケース130時間

    上の表の積み上げ

  • 予測型の経験のみ150時間

    アジャイルの基礎に+20時間

  • 予測型のみ+英語教材が中心175時間

    読む時間に+25時間

研修の35時間はどのケースでも同じです。差がつくのは演習と補強の量です。

当サイトの試算。PMI の公表値ではありません

英語力で勉強時間はどれだけ変わる?

PMP は日本語で受験できます。日本語を選んでも、コンピューターで受ける試験では、問題ごとに英語の原文を表示できます(PMI 認定資格ハンドブックより)。そのため、日本語の教材だけで準備するなら、英語力は勉強時間にほとんど影響しません。

差が出るのは、英語の教材を中心に使う場合です。PMI Study Hall などの英語の演習サービスや英語の動画講座は、読むだけで日本語の1.5〜2倍かかる人もいます。英語の教材を使うなら、問題数を絞り、日本語の解説で理解を固めるのが効率的です。使い分けはPMPを英語で勉強するべきかで整理しています。

一方、日本語訳の言い回しで迷ったとき、英語の原文で判断できる人は有利です。演習の段階から、日本語と英語を切り替えて確かめる習慣を付けておきます。

勉強期間は何か月で組むのがよい?

同じ130時間でも、何か月で使うかで勉強の質が変わります。短すぎると復習が追いつかず、長すぎると最初に覚えたことを忘れます。働きながら受けるなら、2〜4か月で組むのが現実的です。

受験日の決め方にも注意が必要です。申請が承認されてから1年間が受験できる期間(eligibility period)で、その間に3回まで受験できます。申請の前には、35時間研修を終えておくことが条件です。「研修 → 申請 → 承認 → 受験日の予約」の順に、研修の期間も含めて逆算します。

当サイトの試算。130÷8≒16.3、130÷12≒10.8、130÷17≒7.6、130÷26=5.0
期間週あたりの時間(130時間の場合)向いている人注意点
2か月(約8週)約16.3時間休日に長く時間を取れる人、経験が豊富な人平日2時間+休日3時間強が必要。復習が雑になりやすい
3か月(約12週)約10.8時間働きながら受ける多くの人平日1時間・休日3時間で回る。当サイトの標準
4か月(約17週)約7.6時間繁忙期がある人、子育て中の人間が空くと忘れるので、毎日少しでも問題に触れる
6か月以上約5時間以下おすすめしにくい研修の内容を忘れ、模試の前に学び直しが必要になりやすい

期間を長く取りすぎると、勉強は使える時間いっぱいまで膨らみ、締め切りが近づくまで本気になりにくくなります。プロジェクトの見積もりでもおなじみの現象です(パーキンソンの法則と学生症候群)。仕事の山が来て勉強が止まると、再開のたびにやり直しにもなります。

迷ったら3か月を基準にして、確保できる時間に合わせて前後させてください。

平日・休日の勉強時間はどう作る?

合計時間が決まったら、受験日から逆算して1週間あたりの時間に直します。標準的なケースの約130時間を、12週(約3か月)で終える場合の計算です。

1週間に必要な勉強時間

週あたりの時間 = 合計時間 ÷ 週数

  1. 1合計時間:約130時間(標準的なケース)
  2. 2週数:12週(約3か月)
  3. 3130 ÷ 12 ≒ 10.8時間/週
  4. 4平日1時間×5日=5時間、休日3時間×2日=6時間
  5. 55+6=11時間/週 ≧ 10.8時間

平日1時間・休日3時間で、12週に収まります

平日の1時間は、まとまって取れなくても構いません。朝の30分でタスク別の問題を7〜8問、夜の30分で間違えた問題の復習、のように分けると続けやすくなります。1問約4分で計算すると、30分で7問ほどです。

休日の3時間は、模試を通しで解く日と、復習と弱点補強に使う日に分けます。180問・240分の模試には、休日のうち1日を充てるのが目安です。週ごとの具体的な予定はPMPの勉強スケジュール(3か月の計画表)にまとめています。

勉強時間を減らせる人・増やすべき人は?

次の条件に当てはまるかで、標準の約130時間から増減させます。

当サイトの整理
減らせる人増やすべき人
スクラムなどアジャイルの実務経験があるウォーターフォール型の経験しかない
予算・契約・リスク管理を担当したことがある作業の進捗管理が中心で、予算や契約に触れていない
CAPM を持っている(研修35時間が免除)旧版の教材で勉強を始めてしまい、学び直しが必要
無料模試で最初から6割前後取れる無料模試で領域ごとの差が大きい
日本語の教材で準備する英語の教材を中心に使う

減らしてはいけないのは模試と復習の時間です。研修の動画を2周する、参考書を最初から読み直す、といったインプットの繰り返しは、時間の割に点が伸びにくい勉強です。時間が足りないときは、インプットを削って演習に回してください。

削る順番も決めておくと慌てません。当サイトのおすすめは、(1) 研修動画の2周目をやめる、(2) 正答率が8割を超えたタスクの演習を止める、(3) 模試を4回から3回に減らす、の順です。模試を減らしても、1回分の復習は最後までやり切ります。

それでも足りなければ、受験日の変更を考えます。ハンドブック(2026年6月改訂)では、予約の変更は試験の48時間前までです。試験日の30日前を過ぎると、手数料(70米ドル+税)もかかります。動かすなら早めに決めてください。

自分がどちらに近いか分からない人は、登録不要の無料模試30問を一度解いてみてください。領域ごとの正答率で、どこに時間を使うべきかが分かります。勉強全体の順番はPMPの勉強方法(5ステップ)で説明しています。

よくある質問

PMPは何時間勉強すれば合格できますか?

公式の統計はありません。当サイトの積み上げ試算では、35時間研修を含めて約105〜175時間、標準的なケースで約130時間です。アジャイルの実務経験や、予算・契約・リスクの経験がある人ほど短くなります。

1日何時間勉強すればよいですか?

約130時間を12週で終えるなら、週に約10.8時間が必要です。平日1時間×5日と休日3時間×2日で週11時間になり、計画に収まります。

ネットの「100時間」と「200〜300時間」はどちらが正しいですか?

どちらも、研修を含むか、どんな経験の人かで変わる数字で、根拠が書かれていないことが多いものです。当サイトの試算では、研修を除いた勉強が標準で約95時間、研修を含めて約130時間です。

35時間研修は勉強時間に含めますか?

当サイトの試算では含めています。研修は申請の条件であると同時に、基礎知識を入れる時間でもあるためです。CAPM を持っている人は研修が免除されるので、その分を演習に回せます。

出典・参考

  1. [1]PMI: PMP Examination Content Outline – 2026(PDF)
  2. [2]PMI Certification Handbook(PDF, 2026年6月改訂)
  3. [3]PMI: New PMP exam launched in July 2026

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

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