3か月計画の全体像は?
結論から言うと、1か月目に研修と申請、2か月目にタスク別の演習、3か月目に本番形式の模試です。働きながら受ける人が、週に約11時間を使う前提で作っています。
平日は1時間(朝30分と夜30分に分けても構いません)、休日は3時間を2日です。12週で約130時間になります。必要な時間の考え方はPMPの勉強時間の目安で説明しています。
この順番には理由があります。新しい ECO(2026年版)は26のタスクでできています。出題の比率は People 33%・Process 41%・Business Environment 26% です。本番は180問・240分で、ケーススタディと図表問題も含みます。2か月目にタスクごとの判断の型を身につけ、3か月目に本番の形式と時間配分に慣れます。
1週目
ECOで範囲を確認・研修開始
26タスクに○△×を付ける
2〜4週目
35時間研修を終える
終えたら受験申請を出す
5〜8週目
26タスク別の演習
People→Process→Business の順に1周、弱点は2周目
9〜11週目
模試を週1回
180問・240分で解き、翌日以降に復習
12週目
最後の模試と弱点補強
新しい教材は増やさない
演習を始める5週目までに、研修と申請を終えておくのが計画の要です。
当サイトの計画例
1か月目は何をする?(基礎と35時間研修)
目標は、35時間研修を終えて、受験申請を出すことです。PMP の申請には35時間以上の研修記録が必要です(有効な CAPM 保持者は免除)。申請が承認されてから試験を予約するので、研修が遅れると全体が後ろにずれます。
1週目は、PMI が公開している ECO を読みます。26タスクを書き出し、実務で経験したものに○、聞いたことはあるが経験がないものに△、初めて見るものに×を付けます。この表で、2か月目の演習の順番を決めます。
研修は、新しい ECO に合わせた内容かを確かめてから選びます。2026年12月1日からは、講師がいるライブ研修は ATP などの提供に限られます(オンデマンドは提供元を問いません)。研修中も毎日5問だけ問題を解くと、2か月目に入りやすくなります。
申請は一定の割合で監査に選ばれます。選ばれると、修了証や上司の署名などの書類を出します。提出後の審査は5〜7営業日ほどです(PMI 認定資格ハンドブック)。受験できる1年間は、監査を終えた日から始まります。署名を集める時間もあるので、演習は申請の結果を待たずに始めてください。
2か月目は何をする?(タスク別演習と復習)
26タスクごとに問題を解きます。1周目は1タスク10問が目安です。1週目は People の8タスク、2週目は Process の前半5タスクです。3週目に Process の後半5タスク、4週目に Business Environment の8タスクを解きます。
当サイトのタスク別ドリルは、26タスクで755問(1タスク約29問)あります。1周目で使うのはその約4割です。残りは2周目と、3か月目の弱点補強に回せます。
大切なのは、解いた数より復習の深さです。間違えた問題は、正解の理由と、他の3つの選択肢が違う理由を1行ずつ書きます。正解しても迷った問題は、同じように書きます。これをタスク別に数えると、2周目に解き直すタスクが決まります。
Business Environment は、8%から26%に増えた領域です。ガバナンス、コンプライアンス、変更、リスク、組織変革、外部環境の変化は、現場の経験だけでは判断がずれやすい分野です。2周目では優先して回します。
3か月目は何をする?(模試4回と弱点補強)
本番と同じ180問・240分の模試を週に1回解きます。休日の1日目に模試を解き、2日目と平日に復習します。復習には、解くのと同じくらいの時間(約4時間)をかけます。
4回の模試には、それぞれ役割を持たせます。1回目は時間配分の確認、2回目と3回目は誤答の多いタスクの把握と補強、4回目は本番の予行演習です。4回目は、本番と同じ時間帯に、休憩も本番どおり10分を2回取って解きます。
| 週 | 平日(1時間×5日) | 休日(3時間×2日) | その週の目標 |
|---|---|---|---|
| 1 | ECO を読む・研修開始 | 研修 | 26タスクの○△×表を作る |
| 2〜4 | 研修+毎日5問 | 研修 | 35時間研修を終え、申請を出す |
| 5 | People の演習 | People の演習と復習 | 8タスクを各10問 |
| 6 | Process 前半の演習 | Process 前半の復習 | R1〜R5 を各10問 |
| 7 | Process 後半の演習 | Process 後半の復習 | R6〜R10 を各10問 |
| 8 | Business の演習 | 弱点タスクの2周目 | B1〜B8 を各10問、誤答を集計 |
| 9 | 模試1の復習 | 模試1(180問)・復習 | 時間配分をつかむ |
| 10 | 模試2の復習・弱点演習 | 模試2・復習 | 誤答の多いタスクを3〜5個に絞る |
| 11 | 模試3の復習・弱点演習 | 模試3・復習 | 絞ったタスクの正答率を上げる |
| 12 | 誤答ノートの見直し | 模試4(本番の予行)・復習 | 新しい教材は増やさない |
平日1時間と休日3時間の中身は?
週の予定が決まっても、毎日の1時間の使い方が決まっていないと、問題集を眺めるだけで終わりがちです。2か月目(タスク別演習の時期)の1日の例です。
- 平日の朝30分:その日のタスクの問題を10問解く。答え合わせはしない。
- 平日の夜30分:朝の10問の答え合わせ。間違えた問題と迷った問題について、選択肢ごとに「なぜ違うか」を1行ずつ書く。
- 休日の1日目(3時間):その週の誤答だけを解き直し、まだ間違える問題に印を付ける。
- 休日の2日目(3時間):印の付いた問題の論点を研修資料や参考書で確かめ、翌週のタスクを予習する。
朝に解いて夜に答え合わせをするのは、少し時間を空けたほうが自分の判断の癖に気づきやすいからです。夜に時間が取れない日は、翌朝に答え合わせをして、新しい問題を休んでも構いません。
3か月目は、休日の1日目に模試を通しで解き、2日目と平日に復習を回します。180問の復習は1日では終わりません。平日は1日あたり40〜50問ずつ見直す計算です。
2か月・4か月で組むならどう変える?
期間を変えるときは、合計の約130時間を週数で割り、3つの段階の配分を組み替えます。
| 期間 | 週あたりの時間 | 研修と申請/演習/模試 | 模試の回数 |
|---|---|---|---|
| 2か月(8週) | 約16.3時間 | 3週/2週/3週 | 3回(週1回) |
| 3か月(12週) | 約10.8時間 | 4週/4週/4週 | 4回(この記事の計画) |
| 4か月(約17週) | 約7.6時間 | 5週/7週/5週 | 4回+予備の1週 |
2か月で組むなら、平日2時間と休日3時間強が必要です。演習の1周目を2週間に詰めるので、2周目は模試の復習と一緒に回します。
4か月で組むなら、週の時間は減りますが、間が空いて忘れやすくなります。演習を2周してから模試に入り、毎日少しでも問題に触れてください。
模試を解く前に、今の実力を測ったほうがいい?
はい。1か月目の終わり、研修を終えた時点で一度、短い模試を解いておくことをすすめます。2か月目の演習をどの領域から始めるかを決める材料になるからです。○△×の表は自己評価なので、実際の正答率とずれることがよくあります。
当サイトの無料模試30問は、本番の出題比率に合わせて3領域から出題し、登録なしで解けます。領域別の正答率を見て、低い領域から2か月目の演習を始めてください。無料と有料の模試の比べ方はPMPの無料模試まとめにまとめています。
計画が遅れたときはどう調整する?
仕事の繁忙期や体調不良で、1〜2週間止まることは珍しくありません。遅れたときに削るものの順番を先に決めておくと、慌てずに済みます。
- 研修動画の見直しや、参考書の通読をやめる(インプットの繰り返しを削る)
- 正答率が8割を超えたタスクの演習を止め、弱いタスクだけ解く
- 模試を4回から3回に減らす(解いた回の復習は必ずやり切る)
- それでも足りなければ、受験日の変更を考える
模試の復習は最後まで削りません。解きっぱなしの模試は、時間を使ったわりに正答率が伸びないからです。
受験日を動かすなら、早めに決めます。ハンドブック(2026年6月改訂)では、予約の変更は試験の48時間前までです。試験日の30日前を過ぎると、手数料(70米ドル+税)がかかります。試験の5週間前に一度、このまま受けるかを決める日を作っておくと安心です。
独学で進めるなら、教材の組み合わせはPMPは独学で合格できるかで説明しています。勉強の順番の考え方はPMPの勉強方法にまとめています。