PMP試験 2026年新形式 対応プロマネ模試
PMP STUDY GUIDE勉強法・学習計画・教材PMP

PMPを英語で勉強するべき?英語教材のメリットと日本語との上手な併用

PMPを英語で勉強するべきか、日本語だけでよいかを判断できる記事。英語教材の利点と負担、自分の速さの測り方、日英で覚えたい用語、本番の英語表示の使い方、受験言語を決めるときの注意を解説します。

最終更新
読了目安
約8分
執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • 日本語で受験するなら、英語で勉強しなくても合格を目指せます。日本語を選んでも、本番では問題ごとに英語の原文を表示できます。
  • 英語の教材の利点は、量の多さと訳のずれがないことです。PMI Study Hall のような PMI の演習サービスは英語で作られています。
  • 迷ったら、同じ問題を日本語と英語で解き比べます。英語で1問あたり約80秒を大きく超えるなら、日本語で受験し、英語は原文の確認に使います。
  • 受験の言語は予約のときに決めます。予約済みの試験の言語は変えられないので、予約の前に決めておきます。

PMPの教材に英語のものが多いのはなぜ?

PMP を運営する PMI は、米国に本部を置く団体です。PMP は世界中で受験されており、PMI の公式の資料や教材は英語で作られたものが基本です。

たとえば PMI の演習サービス PMI Study Hall は、英語で開発されたものです。商品ページでは、ほかの言語では Chrome の Google 翻訳の拡張機能で使う、と案内されています。

英語で受験する人が多いので、市販の問題集や動画講座も英語のものが先に出ます。2026年7月9日からの新しい ECO(2026年版)に合わせた教材も、英語のほうが早くそろう傾向があります。

一方で、PMP の試験そのものは日本語を含む複数の言語で受けられます。PMI の公式ストアには、35時間研修に使えるオンデマンド研修や、本番形式の Practice Exam の日本語版の商品ページもあります。

英語で勉強するメリットは?

英語で勉強するメリットは、主に3つあります。

  • 教材の選択肢が多い:問題集、模試、動画講座の数が多く、新試験に合わせた改訂も早い傾向がある。
  • 訳のずれがない:日本語訳で生じる言い回しの揺れがなく、問題の意図をそのまま読める。
  • 本番の英語表示を使いこなせる:日本語で受験しても、迷った問題で英語の原文を確かめる判断が速くなる。

3つ目は、日本語で受験する人にも関係します。PMP の問題は、選択肢の小さな言い回しの違いで正誤が分かれるからです。日本語訳が分かりにくいとき、英語の原文を読めば意味がはっきりすることがあります。

英語の教材を選ぶときも、日本語の教材と同じく、2026年版の ECO(July 2026)に対応していると明記されているかを確かめます。

英語が得意な人は、英語だけで受験する選択肢もあります。訳の揺れを気にせずに済む反面、長い状況文やケーススタディを英語で読み切る速さが要ります。

受験の言語は、予約のときに選びます。ハンドブック(2026年6月改訂)によると、PMI は予約済みの試験の言語を変更できません。英語だけで予約したあとで別の言語が必要になったら、予約を取り消してから PMI に依頼します。試験日の30日前を過ぎた取り消しには手数料もかかるので、言語は予約の前に決めておきます。

英語が苦手な人にはどんな負担がある?

負担は、読む時間と理解の正確さです。180問を240分で解く本番では、1問あたり約80秒です(ECO 2026年版。10分の休憩2回は240分とは別)。英語の状況文を読むのに日本語の1.5〜2倍かかる人が英語の模試で練習すると、本番の時間感覚とずれます。

機械翻訳で読む場合は、翻訳の誤りにも注意が必要です。「最初に」「最も適切な」「次に」のような問いの言葉や、否定の表現が訳で崩れると、正しく判断していても誤答になります。間違えた理由が判断のずれか翻訳の問題かを区別できないと、復習の効果も下がります。

英語が苦手な人が英語の教材を中心にすると、勉強時間が大きく増えます。英語の教材を使う場合も含めた試算はPMPの勉強時間の目安で紹介しています。

英語で受験するか、英語の教材を中心にするかは、自分の速さを測って決めるのが確かです。たとえば同じ20問を、日本語で25分、英語で40分で解けたとします。英語は日本語の1.6倍かかり、1問あたり120秒です。本番のペース(約80秒)を大きく超えるので、この人は日本語で受験し、英語は原文の確認に使うほうが安全です。

正答率も合わせて比べます。英語のほうが高いなら、日本語訳で読み違えている可能性を疑います。

日本語中心と英語中心の勉強

日本語中心

  • 読む速さ速く読める
  • 問題の意図訳の揺れがある
  • 教材の数やや少ない
  • 併用のしかた英語は用語と原文の確認に絞る

英語中心

  • 読む速さ時間がかかる
  • 問題の意図原文どおり
  • 教材の数多い
  • 併用のしかた日本語の解説で理解を確かめる

当サイトの整理

日英対訳で用語を覚えるには?

英語が苦手な人でも、主な用語だけは日英の対で覚えることをすすめます。用語が分かれば、英語の原文をすべて読まなくても、問題の要点を拾えます。最初に覚えておきたい用語の例です。

当サイトの整理。訳語は教材によって異なることがある
英語日本語(訳の例)問題で出てきたら考えること
stakeholderステークホルダー、利害関係者誰の期待やニーズの話か
sponsorスポンサー資金と権限を持つ人。承認や大きな判断の相手
issue課題すでに起きている問題。リスク(risk)とは別
impediment障害、妨げチームの作業を止めているもの。取り除く支援
escalateエスカレーションする権限を超える判断を、決められた経路で上げる
change request変更要求変更の手続き(変更管理)を通す
backlogバックログ優先順位を付けた作業の一覧。誰が並べるか
retrospective振り返りチームが自分たちの進め方を改善する場
governanceガバナンス決定の権限・経路・基準の仕組み
complianceコンプライアンス、法令などの順守規制・安全・セキュリティなどの要求を満たす
lessons learned教訓記録して次に生かす知識
tailoringテーラリング状況に合わせて進め方を調整する
assumption / constraint前提条件/制約条件確かめていない前提か、動かせない条件か
deliverable成果物何を作り、誰が受け入れるか
servant leadershipサーバント・リーダーシップ指示より、チームを支えて障害を取り除く
root cause根本原因症状への対処の前に原因を分析する

覚えるときは、英語と日本語を1対1で覚えるより、右の列の「その言葉が出てきたら何を考えるか」まで一緒に覚えるのがコツです。issue と risk、escalate と resolve のように、試験で区別が大切な言葉は対にして覚えます。

問題を解きながら覚えるなら、日本語と英語を切り替えられる問題が便利です。日本語で解いて、間違えた問題や迷った問題だけ英語に切り替え、キーワードを確かめます。当サイトのタスク別ドリルは、1問ずつ日本語と英語を切り替えられます。

本番の英語表示を使いこなすには?

ハンドブックによると、日本語などの翻訳版で受験する場合、コンピューターで受ける試験には、問題ごとに英語の原文を表示するボタンがあります。紙の試験では、問題冊子に英語も載っています。この機能を本番で使いこなすための準備は、次の3つです。

  1. 使う場面を決めておく:すべての問題で英語を見ると時間が足りない。日本語訳で2つの選択肢に迷ったときだけ見る、と決める。
  2. 見る場所を決めておく:英語では、問いの部分(first, next, best, most likely など)と、迷っている2つの選択肢だけを読む。
  3. 練習で時間を測る:英語を確かめるのにかかる時間を、演習の段階から測っておく。1問あたり20〜30秒で確かめられると、本番でも使いやすい。

英語を見るかどうか迷う時間そのものがむだになるので、ルールを決めておくことが大切です。日本語訳のくせと英語併記の使い方はPMP試験は日本語で受けられるで詳しく説明しています。

PMI の公式の練習問題を使うかどうかは、PMPの過去問は公開されていないで整理しています。忙しい人の勉強の進め方はPMPを働きながら取る勉強法をどうぞ。

よくある質問

PMPは日本語で受験できますか?

できます。PMI のハンドブックで、PMP は日本語を含む複数の言語で受けられるとされています。日本語を選んだ場合も、コンピューターで受ける試験では問題ごとに英語の原文を表示できます。

英語が苦手でもPMPに合格できますか?

日本語の教材と日本語の試験で準備できます。英語は、主な用語の日英の対と、日本語訳で迷ったときに原文を確かめる練習に絞れば、負担は大きくありません。

予約したあとで受験の言語を変えられますか?

ハンドブック(2026年6月改訂)によると、予約済みの試験の言語は変更できません。別の言語にしたいときは、予約を取り消してから PMI に依頼します。取り消しの時期によっては手数料がかかるので、言語は予約の前に決めておきます。

英語の教材を使うならどれがよいですか?

PMI 自身の教材として、PMI Study Hall(英語)と Practice Exam(日本語版の商品ページあり)があります。本番の問題を作る PMI の教材という点で参考になります。英語の教材を中心にするなら、日本語の解説で理解を確かめる組み合わせがおすすめです。

出典・参考

  1. [1]PMI: PMP Examination Content Outline – 2026(PDF)
  2. [2]PMI Certification Handbook(PDF, 2026年6月改訂)
  3. [3]PMI: Project Management Professional (PMP)
  4. [4]PMI: PMP PMI Study Hall Plus (Subscription)
  5. [5]PMI: Project Management Professional (PMP) Practice Exam
  6. [6]PMI: Project Management Professional (PMP) Exam Prep Course - Japanese

本番と同じペースで腕試し

記事の次は、本番形式の問題で。

3つの領域(People/Process/Business Environment)の出題比率どおりに組んだ無料模試を、登録不要・カード不要で解けます。続きの本番形式模試とタスク別ドリルは買い切りで、月額はかかりません。

PMP試験(Project Management Professional)

180問・240分の本番形式模試とタスク別ドリル・¥9,800(税込・買い切り)

PMPの無料模試30問
料金と収録内容を見る →

当サイトは Project Management Institute, Inc.(PMI)とは関係のない個人が運営する非公式の学習教材です。PMI、PMP、PMBOK は PMI の登録商標です。掲載している問題はすべて当サイトのオリジナルで、実際の試験問題・過去問題・再現問題ではありません。受験資格・受験料・出題範囲は PMI の公式サイト(https://www.pmi.org/certifications/project-management-pmp )で必ず確認してください。合格を保証するものではありません。合格の目安・領域別の評価は当サイトの推定です。

← 対策記事の一覧へ