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PMP試験は日本語で受けられる|英語原文の見方と訳のクセ【2026年版】

PMP試験は日本語で受験でき、問題ごとに英語の原文も表示できます。言語の選び方(予約後は変更不可)、日本のオンライン受験は日本語のみである点、訳が分かりにくくなる典型、原文を見る場面と練習法を解説します。

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執筆
プロマネ模試 編集部
まず結論

この記事の要点

  • PMP試験は日本語で受験できます。言語は試験を予約するときに選び、予約した後に言語だけを変えることはできません。
  • 日本語で受けても、問題ごとにボタンで英語の原文を表示できます。日本のオンライン受験(ATA)でも同じです。
  • 日本のオンライン受験は日本語の試験だけです。英語だけで受けたい人は、テストセンターを選びます。
  • 訳語の揺れ、順番や否定の言葉、長い一文で迷いやすくなります。迷った問題だけ原文を見る使い方に慣れておくと、読み違いを減らせます。

PMP試験は日本語で受けられる?

受けられます。PMIのPMPページには、受験できる言語として英語を含む15の言語が挙がっており、日本語も入っています。

日本語を選ぶと、問題と選択肢が日本語で表示されます。資格ハンドブック(2026年6月改訂版)によると、コンピューターの試験では、前後の画面(説明やアンケート)も翻訳されます。

「英語と日本語が並んで表示される」と説明されることがありますが、ハンドブックの説明は少し違います。日本語で表示し、英語を見たいときは問題ごとのボタンで表示する形です。

日本語で受けても、出題範囲と合否の決め方は英語と同じです。言語によって合格の基準が変わるという記載は、PMIの資料にはありません。

日本語受験はどう申し込む?

試験の言語は、受験料を払った後、試験を予約するときに選びます。予約の画面で、英語のみか、翻訳つきの言語かを選ぶ場面があります。ここで日本語を選びます。

予約した後に、言語だけを変えることはできません。英語のみで予約してから日本語で受けたくなったら、いったん予約をキャンセルし、日本語を選んで予約し直します。

試験の30日前を過ぎてからのキャンセルには、70米ドル+税の手数料がかかります。48時間を切ると、キャンセルもできません。予約の手順と変更のルールはPMP試験の申し込み方で確かめてください。

日本でオンライン受験を選ぶと、ATAという会社が監督する日本語の試験になります。ATAの案内では、英語などほかの言語はテストセンターで受けるよう書かれています。オンライン受験の条件はPMPオンライン受験の注意点にまとめました。

画面で英語の原文を表示できる?

できます。ハンドブックによると、翻訳された試験でも、問題ごとに英語の問題文と選択肢を表示するボタンが画面にあります。ATAの案内でも、日本のオンライン試験で同じように英語を表示できるとされています。

日本語で読みながら、分かりにくいところだけ英語で確かめる、という使い方ができます。英語が得意でない人も、単語をいくつか拾うだけで、訳の意味がはっきりすることがよくあります。

ただし、英語を表示するたびに時間を使います。全問で原文を見ていると、時間が足りなくなります。原文を見るのは、迷った問題だけにするのが現実的です。

日本語受験での1問の読み方
  1. 1

    日本語で最後の問いを読む

    何を問われているか

  2. 2

    日本語で状況を読む

    進め方・人・問題・制約

  3. 3

    選択肢を絞る

    明らかに違うものを外す

  4. 4

    迷ったら原文

    英語の表示ボタンを押す

  5. 5

    答えを選ぶ

    決めきれなければマーク

日本語訳が分かりにくくなる典型パターンは?

訳が分かりにくくなる原因は、ある程度決まっています。以下は、PMPのような英語の試験の翻訳で一般に起きやすいパターンを、当サイトが整理したものです。実際の試験の訳文を写したものではありません。

日本語訳が分かりにくくなる典型パターン(当サイトの整理)
パターン起きること英語で確かめる点
訳語の揺れ同じ英語が、問題によって違う日本語に訳されるissue(課題・問題)、requirement(要求事項・要件)、resource(資源・要員)など
カタカナと漢字の混在同じ概念がカタカナ語と漢語で出て、別物に見えるstakeholder(ステークホルダー・利害関係者)、escalate(エスカレーション・上申)など
順番を問う語「最初に」「次に」「最も」の違いを読み落とすfirst, next, best, most likely
否定の問い「〜でないものはどれか」を読み落とすNOT, EXCEPT, least
長い一文修飾が長く、誰が何をしたかが分かりにくい主語と動詞(誰が・何をした)
受け身の表現誰の行動かがぼやけるby 〜(誰によって)

特に気をつけたいのは、順番を問う語です。「最初に何をすべきか」と「次に何をすべきか」では、正解が変わります。日本語で読んで迷ったら、英語の first と next を確かめてください。

もう一つは、resource のように、人と物の両方を指す語です。日本語で「資源」とあっても、チームのメンバーを指している場合があります。文脈が合わないと感じたら、原文で確かめます。

当サイトで作った例で考えます。英語で「The sponsor asks the project manager to add a feature. What should the project manager do next?」という問いがあったとします。日本語なら「スポンサーが機能の追加を求めた。プロジェクト・マネジャーは次に何をすべきか」です。「次に」を「まず」と読み違えると、選ぶべき行動の段階がずれます。

また、「The team has already started the work.」のような一文が、日本語では文の途中に埋もれることがあります。すでに始まっているかどうかで、正解が変わる問題もあります。時制や「すでに」「まだ」の語は、特に注意して読んでください。

訳語がぶれやすい用語の日英対応は、PMPの日本語訳がわかりにくい時の対処で一覧にしています。

英語の原文を見るべきなのはどんな場面?

原文を見る場面を決めておくと、時間を取られすぎません。目安は次の4つです。

  • 2択まで絞れたが決めきれないとき。訳の細かな違いで答えが分かれることがある。
  • 日本語の文の意味が通らないとき。直訳で不自然になっている可能性がある。
  • 同じ語がほかの問題と違う意味に見えるとき。訳語の揺れの可能性がある。
  • 計算問題や図表問題で、数値や軸の意味が分かりにくいとき。単位や指標の名前を英語で確かめる。

反対に、日本語ですっと理解できた問題では、原文を見る必要はありません。時間は1問あたり平均80秒です。原文を見るのは、迷った1割程度の問題に絞るのが目安です。時間配分はPMPの試験時間240分と休憩2回の使い方で解説しています。

日本語と英語、どちらで受けるべき?

迷ったら、日本語を選ぶのが無難です。日本語を選んでも英語の原文を見られるので、両方を使える状態で受験できます。英語のみを選ぶと、日本語の助けは使えません。

英語のみを選ぶのは、英語の資料で勉強してきた人や、英語の方が速く読める人です。訳語の揺れに悩まない点は利点です。ただ、日本語を母語とする人の多くにとって、180問を英語だけで読み続けるのは負担が大きくなります。

判断の目安は、模試の英語の問題を、日本語と同じくらいの時間で解けるかどうかです。英語だと明らかに時間がかかるなら、日本語を選んでおきましょう。日本でオンライン受験をするなら、選べるのは日本語の試験だけです。

言語は予約ごとに選ぶので、不合格だった人が次の受験で言語を変えることもできます。前回、訳で迷った問題が多かったなら、日本語で受けつつ原文を使う練習を増やす方法もあります。

日英切替で練習しておくにはどうする?

本番で英語の原文をすばやく使うには、勉強の段階から英語に触れておくのが近道です。英語で全部を勉強する必要はありません。次の3つで十分です。

  1. 主な用語を英語と日本語の組で覚える:ステークホルダー(stakeholder)、課題(issue)、変更要求(change request)、教訓(lessons learned)など。
  2. 迷った問題だけ英語でも読む:日本語と英語で受け取り方が違った箇所を書き留める。
  3. 本番形式の練習で原文の表示を使う:使う問題の数と、かかる時間の感覚をつかむ。

当サイトの問題は、全問で日本語と英語を切り替えて表示できます。迷った問題を英語で読み直す練習が、そのまま本番の原文表示の練習になります。まずは無料模試30問で試してみてください。

英語で読み直したら答えが変わった問題が多い人は、日本語訳で読み違えやすい傾向があります。スコアレポートの領域別の評価とあわせて弱点を探すと、立て直しの的が絞れます。

POINT

英語の原文を見る機能は、日本語で受験する人が使える正式な機能です。遠慮せずに使ってください。ただし、使いすぎると時間が足りなくなるので、使う場面を決めておくことが大切です。

よくある質問

日本語で受けると不利になりますか?

試験の中身と採点は英語と同じです。日本語訳が分かりにくい問題は、画面のボタンで英語の原文を表示して確かめられます。英語が得意でない人は、日本語で受けるのが一般的です。

予約した後に、英語から日本語へ変えられますか?

予約済みの試験の言語だけを変えることはできません。いったんキャンセルしてから日本語で予約し直します。試験の30日前を過ぎると手数料がかかるので、最初の予約で言語を確実に選んでください。

日本からオンラインで英語の試験を受けられますか?

日本のオンライン試験(ATA)は日本語の試験だけです。英語の原文はボタンで表示できますが、英語だけで受けたい場合はテストセンターを選びます。

英語の原文はどのくらい見ればいいですか?

迷った問題だけで十分です。1問あたりの平均は80秒なので、全問で原文を見ると時間が足りなくなります。目安として、迷った1割程度の問題に絞るとよいでしょう。

出典・参考

  1. [1]PMI Certification Handbook(PDF, 2026年6月改訂)
  2. [2]PMI: Project Management Professional (PMP)(受験できる言語)
  3. [3]ATA: PMP®監督付きオンライン試験(日本・韓国)
  4. [4]PMI: PMP Examination Content Outline – July 2026(PDF)
  5. [5]ピアソンVUE: プロジェクトマネジメント協会(PMI)認定試験(日本)

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