試験の予約までに何が届く?
PMPの試験は、申請が承認されただけでは予約できません。承認の後に受験料を払うと、PMIから受験用のID(PMI Eligibility ID)がメールで届きます。このIDが予約に必要です。
PMIの資格ハンドブック(2026年6月改訂版)は、このIDが書かれた案内を保管するよう求めています。予約の確認メールや、PMIとのやりとりも残しておきましょう。日程変更や問い合わせのときに使います。
支払いの前に、PMI会員になるかどうかも決めておきます。会員価格は、支払いの前に会員になった人だけに使えるからです(ハンドブック)。
支払いのときには、もう一つ確認することがあります。障害や病気などで試験の配慮(受験時間の延長など)が必要な人は、支払いの手続きの中で申請します。予約した後から配慮を足すことはできません。配慮の申請には医師の診断書などの書類が必要で、承認されるまで予約に進めません。
また、支払い後に届く案内には、試験当日に表示される名前が書かれています。身分証の表記と一字でも違う場合は、すぐにPMIに連絡して直してください。試験の5営業日前を切ると、修正が間に合わないことがあります。
- 1
申請の承認
監査があれば監査の完了
- 2
受験料の支払い
配慮が必要ならここで申請
- 3
受験用IDのメール
PMI Eligibility ID
- 4
予約画面へ
PMIのサイトから運営会社へ
- 5
形式・言語・日時
会場かオンラインか
- 6
予約確定
確認メールを保管
ピアソンVUEでの予約はどう進める?
予約はPMIのWebサイトにログインし、PMPの手続きの画面から始めます。そこから試験の運営会社の予約画面に移る仕組みです。テストセンター受験の運営はピアソンVUE(Pearson VUE)です。オンライン受験は、国によって運営会社が違います。
ピアソンVUEの日本向けPMI試験ページによると、日本ではPMP試験をOnVUEで受けられません。OnVUEは、ピアソンVUEのオンライン方式です。日本で日本語のオンライン受験を選ぶと、監督はATAという別の会社です(ECOとハンドブック)。形式と言語によって、予約や問い合わせの窓口が変わる点に注意してください。
予約画面では、おおむね次の順で選びます。
- 受験の形式を選ぶ(テストセンターかオンラインか)。
- 試験の言語を選ぶ(英語のみか、日本語などの翻訳つきか)。
- テストセンターの場合は会場を選ぶ。オンラインの場合は事前のシステムチェックを済ませる。
- 空いている日時を選ぶ。
- 氏名などの登録内容を確かめて予約を確定する。
言語の選択には特に注意が要ります。予約済みの試験の言語だけを変えることはできない、というのがPMIの決まりです。英語のみで予約した後に日本語で受けたくなったら、いったんキャンセルしてから予約し直します。日本語で受ける場合の画面の使い方は、PMP試験の日本語受験が参考になります。
会場受験とオンライン受験はどう選ぶ?
PMPは、テストセンターでの受験と、自宅などからのオンライン受験を選べます。どちらも試験の中身と時間は同じです。違うのは、環境と当日の手続きです。
| 項目 | テストセンター | オンライン |
|---|---|---|
| 場所 | ピアソンVUEのテストセンター | 自宅や個室など、一人になれる部屋 |
| 機材 | 会場のPCを使う | 自分のPC・カメラ・安定した回線が必要 |
| 受付 | 30分前に到着。本人確認・写真撮影・持ち物の預け入れ | 30分前からチェックイン。部屋の撮影・本人確認 |
| メモ | 会場が用意する紙かボード | 画面上のホワイトボード機能など(ルールは運営会社の案内に従う) |
| 問題形式 | すべての形式が出る | 一部の形式(マッチングなど)はテストセンターのみとECOに記載 |
| 主なリスク | 移動、会場の空き | 回線切れ、部屋の条件違反による中断 |
PMIは、テストセンターでの受験を推奨する書き方をしています。初めての人や、自宅で静かな環境を確保しにくい人は、テストセンターを選ぶと当日のトラブルを減らせます。
オンラインを選ぶなら、部屋の条件と事前チェックを必ず確かめてください。詳しくはPMPオンライン受験の注意点にまとめています。
日程変更・キャンセルの期限と料金は?
日程の変更とキャンセルは、試験の48時間前までできます。ただし、30日前を過ぎると手数料がかかります。ルールはテストセンターとオンラインで共通です。
| 変更・キャンセルの時期 | 例 | 料金 |
|---|---|---|
| 30日より前 | 4月4日まで | 手数料なし |
| 30日以内〜48時間前 | 4月5日〜5月3日 8:00より前 | 70米ドル+税 |
| 48時間以内 | 5月3日 8:00以降 | 変更・キャンセル不可。受けなければ受験料を失う |
30日の数え方では、試験の当日は含みません。5月5日の試験なら、4月4日までに手続きすれば手数料はかかりません。
手続きは、PMIのサイトにログインして始めます。予約済みの試験の画面で「日程変更」か「キャンセル」を選び、運営会社の画面で進めます。メールでの依頼は受け付けられません。システムの不具合で手続きできないときは、運営会社に電話で連絡します。テストセンターに直接電話しても手続きはできません。
会場受験からオンライン受験へ、またはその逆に変えたいときは、今の予約をキャンセルしてから、新しい形式で予約し直します。30日以内の場合は、PMIのカスタマーケアへの連絡が必要になることがあります。
POINT
病気、身内の不幸、災害など、やむを得ない事情の場合は、手数料の返金や無断欠席の扱いの見直しを申し出られます。仕事の都合は対象外です。当日に受けられなかった場合は、72時間以内にPMIへ連絡します。
予約が取りにくいときはどうする?
テストセンターは席の数が限られています。土日や月末、連休の前後は埋まりやすい傾向です。次の工夫で、希望に近い日時を取りやすくなります。
- 受験したい日の1〜2か月前には予約を入れる
- 平日の午前など、空きやすい時間帯も候補に入れる
- 近隣の別の会場も検索する
- キャンセルが出ることがあるので、予約画面を何度か確かめる
- 会場にこだわらなければ、オンライン受験も選択肢にする
早めに予約すると、勉強の締め切りも決まります。締め切りがないと、勉強は使える時間いっぱいまで延びがちです(パーキンソンの法則)。予約日から逆算して、模試を本番形式で通しで解く日を2〜3回入れておくと、時間配分の練習にもなります。まず実力を測りたい人は無料模試30問から始めてください。
受験できる期間は、申請の承認(監査があった場合は監査の完了)から1年です。期限の最終月は予約が集中することもあるので、余裕を持って予約しましょう。監査の手続きについてはPMPの監査に当たったらで説明しています。
受験日はどう決めればいい?
予約の画面を開く前に、受験日の考え方を決めておくと迷いません。目安は「模試で合格の目安に届いた日から2〜4週間後」です。早すぎると仕上げの時間がなく、遅すぎると覚えたことが薄れます。
時間帯にも気を配りましょう。240分の試験に、休憩2回、受付、チュートリアルを合わせると、5時間ほど拘束されます。集中しやすい時間帯を選び、前日は早めに休める日程にしてください。午後の遅い時間を選ぶと、試験の後半で疲れが出やすくなります。
仕事の繁忙期や出張の予定も確かめておきます。30日以内の変更には手数料がかかり、48時間を切ると変更できません。予定が読めない時期は避けるのが無難です。
受験期間の1年のうちに3回まで受けられるので、1回目は期間の前半に入れておくと、万一のときに立て直す時間を残せます。
支払った受験料は返金できる?
受験料は、購入から30日以内で、その間に試験を予約して受けていなければ、返金を求められます。返金すると申請は閉じられ、受験できる期間も無効になります。
一方、受験期間の1年が過ぎて一度も予約しなかった場合や、予約したのに連絡なく受けなかった場合は、返金されません。支払った受験料を他のことに回すこともできません。
オンライン受験では、予約の前に本人確認の手続きが必要です。ハンドブックによると、これに通らなかった場合はテストセンターでの予約を案内されます。その時点で返金を求めると、100米ドルの事務手数料が差し引かれます。
予約を確定する前に何を確かめる?
予約の後で直すと、手数料がかかったり、取り直しになったりします。確定のボタンを押す前に、次の6点を確かめてください。
- 言語は合っているか(日本語つきか、英語のみか)。予約の後に言語だけを変えることはできない。
- 受験の方式は合っているか(テストセンターかオンラインか)。
- 当日の名前の表記が、身分証と一字も違わないか。
- 配慮が必要な人は、支払いのときに申請して承認を得たか。
- 30日以内の変更には手数料がかかる。動かさずにすむ日を選んだか。
- 1回目を受験期間の前半に入れ、立て直しの時間を残したか。
確定した後は、予約の確認メールを保管します。日程変更やトラブルのときに、予約の内容をすぐ確かめられます。